特別養護老人ホームで出会ったおじいさん
2月の演奏奉仕☆左ななめ後ろで私達の幼い姿を見守る一人のおじいさんがいました。
そのおじいさんはずっと歌を聴いてくれていたのですが、リクエストがあるか尋ねた時、大きな声で「荒城の月」とリクエストを下さいました。
演奏が終わってから、おじいさんは見送って下さいました。立ち上がって『またて来や!』と歩いてエレベータ近くに来て扉が閉まるまで手を振って下さっていました。。。
実は、一人で立って歩くことが難しい方で、いつも介助の方が必要な状態でした。おじいさん立ち上がった時、介助の方がビックリして差し出した手も「大丈夫や」と言って振り切って歩いて来て下さったのでした。
どうしても見送りたい、ありがとうと言いたい!その気持ちが伝わってきて、私は正直泣きそうになりました。
与えたい喜ばせたいという気持ちは、思うようにいかない体の壁さえも乗り越えるんだなという事を目の当たりにした瞬間でした
オザキ
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コメント
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すてきですね



そのおじいさんの気持ちがこの文章を読むだけで伝わってきます。
そういうことを感じることのできる活動、素晴らしいですね
投稿: くみこ | 2010年4月14日 (水) 00時04分